2019年 07月 31日
松居直さんとの出会い |
最初に開店した店の前で松居さんと。多分、開店2年目くらいのころ。抱っこされているのは今や43歳の三男。
当時、10坪ほどのテナントで家賃8万円。経営に行き詰って3年でここを退散しました。
(『わたしの絵本論』 松居直 著 国土社 刊 1981年1月初版 現在発行されていません)
私たちが脱サラして、子どもの本屋の開店を目指したのが1981年の3月。実際に開店できたのが7月。
幼い子どもを3人を抱えての決心の後押しをしてくれたのが、実はこの本だったのです。
1981年初版のこの本の書評を、朝日新聞で見て、夫が買って来てくれたのです。これがめぐりあわせというのでしょう。この出会いが《竹とんぼ》を開く大きなきっかけになったことを思いだしました。
1981年初版のこの本の書評を、朝日新聞で見て、夫が買って来てくれたのです。これがめぐりあわせというのでしょう。この出会いが《竹とんぼ》を開く大きなきっかけになったことを思いだしました。
ご長男の松居友さんからの友達申請をいただいて、ふと思い出し、この本をまた読み直してみました。なんと、なんと、その頃の思いが、この本の中にぎっしりとつまっていて、だから、決心がついたんだと改めてわかりました。
当時の松居さんの子どもの本に対する情熱、思いを、今後も福音館書店の人たちに引き継いでほしいと思います。
当時すっかり松居ファン(?)になった私は、熱烈なファンレターを送って、ついに当店においでいただきました。
そして、その後、無理を申し上げて、(というのも熊本には《子どものとも社》があって、その兼ね合いでご苦労なさったのです)県立劇場の大会議室で400名を集めてご講演をいただきました。
その内容は、いつぞやの、高橋健二さんの講演とはまるっきり違って、とても満足のいくものでした。(手前の後姿は夫です)
松居さんの講演の反響は大きくて、熱烈な手紙を差し上げられた方もいらしたようです。
あれから35年ほどになるでしょうか、改めていろんな方のお世話になったことを思い出します。
あれから35年ほどになるでしょうか、改めていろんな方のお世話になったことを思い出します。
そして『わたしの絵本論』どうぞ、再読ください。絵本の原点に返ることができます。
#
by kusuo522
| 2019-07-31 12:20
| 人
|
Comments(0)