2023年 06月 21日
『チビにいちゃんとОちゃん』 |
ありがたいことに、あちこちから翻訳のお仕事をいただいて、児童書の翻訳に関しては多くの方に知っていただくようになりました。
さて『チビにいちゃんとОちゃん』、ジョージ・ロビンソンのメリーメリーシリーズを彷彿とさせる。
石井桃子さんの訳された『すえっこОちゃん』も大好きだったので、まず間違いはないだろうと思っていた。ただし、翻訳物は訳者次第だということは、何度も痛感させられている。 (夏場、寂しい居間から見えるところに今年植え付けたエキナセアとガイラルディアとグラス。宿根草なので来年も見られます)
翻訳を目指した最初の頃はハラハラしたこともあったが、この頃は安心して読める。特に、この手の作品(やんちゃな子どもとそれを取り巻く大人や兄弟姉妹の関係を描いたものは)もちろん原作が面白いということが大前提であるが、彼にはこんな作品がお手のものという気がしてしまうから、親バカもいいところだ。
子どもの頃はこの子がこんなふうになるとは夢にも思っていなかった。この作品のチビにいちゃんを彷彿とさせる、親をハラハラドキドキさせる子どもだった。
ただ一つ、本は大好きで大学時代など、自分を見失いそうなとき、図書館に籠って、トルストイの作品や、店から持ち出した本をかなり読み漁ってはいたようだ。
《ようだ》とまるで自信がないのは、チビにいちゃんのお父さんやお母さんのように、子どものことを逐一観察する余裕がなかったのだ。
ただ一つ、本は大好きで大学時代など、自分を見失いそうなとき、図書館に籠って、トルストイの作品や、店から持ち出した本をかなり読み漁ってはいたようだ。
《ようだ》とまるで自信がないのは、チビにいちゃんのお父さんやお母さんのように、子どものことを逐一観察する余裕がなかったのだ。
さて『チビにいちゃんとОちゃん』、ジョージ・ロビンソンのメリーメリーシリーズを彷彿とさせる。
石井桃子さんの訳された『すえっこОちゃん』も大好きだったので、まず間違いはないだろうと思っていた。ただし、翻訳物は訳者次第だということは、何度も痛感させられている。
翻訳を目指した最初の頃はハラハラしたこともあったが、この頃は安心して読める。特に、この手の作品(やんちゃな子どもとそれを取り巻く大人や兄弟姉妹の関係を描いたものは)もちろん原作が面白いということが大前提であるが、彼にはこんな作品がお手のものという気がしてしまうから、親バカもいいところだ。
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by kusuo522
| 2023-06-21 14:59
| 小宮由の翻訳本
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